光を物体に当てた時に物体表面の”テカり”を抑えるものとして偏光フィルタ・偏光板があります。
偏光板の原理・効果の詳細はマシンビジョンにおける光の反射と偏光について | 東芝テリー株式会社にありますが、効果的に”テカり”を抑えるためには、光源に偏光フィルター、レンズに偏光板それぞれを取り付ける必要があります。また偏光フィルター、偏光板は90°直交させて配置する必要があります(拡散光のみ受光したいため)。
装置化を考えた時に、色んな種類のワーク(色、表面形状等)が流れる場合、どのワークでも偏光板を使って撮像できるか確認した方がよいと思います(例えばある品種は偏光板必要だが、別の品種では偏光板をつけている欠陥が写らないとなると、段替えが必要になるが、そのたびに偏光板・偏光フィルターの角度調整が必要)。